皆さまこんにちは!さすらいのゴッドハンド発掘人の「アイバランス治療院」院
長・鈴木一登です。

私は現在、ギターを片手にゴッドハンドの先生をお訪ねし、
施術を受けたりお話を伺ったりしています。

今回は株式会社クドケン様のオフィスに向かい、坂戸孝志先生にお会いしました。

坂戸先生は治療家の先生方のあいだでも話題になっている「緩消法」の創始
者であり、「腰痛アカデミー」の主催者もされています。


そこで今回は、坂戸先生に緩消法について伺ったり実際に施術を受けてみたり、プライベートのお話もお聞きしました!


1.緩消法とはどんな施術?

ギターを持ったラフな姿の私は、早速セミナーを終えた坂戸先生がいらっしゃるセミナールームに入ります。一瞬不思議な空気が流れたものの・・・坂戸先生はにこやかに出迎えてくださいました。

すかさず私は、坂戸先生に緩消法についてお聞きしてみました。


鈴木「緩消法とは、どのような施術ですか?」


坂戸先生「文字通り、『緩めて』『消す』『方法』です。慢性的な肩こりや腰痛
は、筋肉が固まっているから起こり、痛みにつながっています。

その筋肉が軟らかくなれば、痛みは消えてしまうのです。」


坂戸先生「西洋医学において、筋肉を軟らかくすることは不可能だと言われてい
ます。それが常識で、教科書にもそう書かれているくらいです。緊張し続けてい

る筋肉を限りなく軟らかく、無緊張の状態に持っていくことを可能にしたもの
が、緩消法です」


もともと重症患者さんのために考案・開発された緩消法


鈴木「なるほど。緩消法は坂戸先生が考案・開発されて、今ではどんどん進化しているのですか?」


坂戸先生「いえ、今は進化をしていないのです。エビデンスまで取って確立して
いるので、進化をする必要は恐らくもうなく、後は患者さんや治療家の先生方

に広げています。現在では寝たきりの患者さんからオファーをいただいたら向か
って、退院するほどにまで症状を改善させることもあります」


鈴木「寝たきりの患者さんを退院させてしまうのですか!?」

坂戸先生「大体の方が施術をした当日か、次の日の朝には退院されていますね。」

鈴木「それでは、かなり重症の患者さんを施術されているのですね」


坂戸先生「はい。緩消法は元々、重症患者さんと寝たきりの患者さんに向けたための治療法で、歩けるほどの状態の方は当時対象外だったのです」

2.実際に受けてみた!坂戸先生による、指1本で痛みを消す緩消法

そこで私は腰に痛みを感じていたので、坂戸先生から施術を受けることに。



坂戸先生「どのあたりが痛みますか?今、触っていても痛みますか?」


鈴木「腰の左あたりが痛いです。今は少し突っ張るような感じで、ひどくなると痛みも出ます」


坂戸先生「1番痛いところは、指1本で触るとどのあたりの場所ですか?」


鈴木「(痛みのある場所を押しながら)多分このあたりです」


坂戸先生「・・・わかりました。多分30秒もしないでこの痛みを消せますよ」



・・・ということで、坂戸先生による緩消法が始まりました。

緩消法は緊張している硬い筋肉に1cm以内の面積で圧力をかける方法で、1cm以上の面積を超えたらダメだと伺いました。

そのため、一番硬い筋肉に指先(1cm以下の面積です)を当て、筋肉を伸縮させていきます。

伸縮させるには指を当てながら身体を左右に折り曲げ、その動きを繰り返していきます。

指を当てている場所を意識しながら曲げることがポイントだそうです!


指の触れ方は「患部にそっと手を添えている」と思えるくらいの感覚で、ポイントの圧は500g。500gのペットボトルやゴールデンハムスター5匹分くらいのイメージになります。

500gはほとんど、上に手を添えているような感じです。


・・・施術後は、突っ張って痛みもあった腰が、一気に軽くなっていました!わずか数十秒ほどで軟らかくなった腰に驚き、坂戸先生にお話を伺うと・・・


坂戸先生「この方法をずっと繰り返していると、腰椎の横突起まで触れられるようになりますよ。

人間の筋肉で一番厚い場所は腰なので、手で挟んでみて硬ければ、痛みや突っ張りがある状態なのです。

逆に身体に痛みを感じていない状態の腰は、すごく軟らかいんです」


鈴木「(実際に坂戸先生の腰に触れながら)確かに、なかに内臓が入っていないんじゃないかと思うくらい、フニャフニャですね!」


坂戸先生「この状態にまでなると、もう硬くならないし痛みも感じなくなりますよ。

2007年に開発した緩消法を使うと、慢性的な症状を訴えている患者さんに優れた効果を感じていただけます。

私自身も10年以上に軟らかくしてそのまま何もしていませんが、変わっていません。また、腰だけでなく全身も変わるので、腕の筋肉も軟らかいですよ」


坂戸先生「先ほどの施術でもそうでしたが、20秒でこれほどの変化を出せます。結果を出す時間が短い緩消法を患者さんにやってみると、驚いてもらえますね」



・・・腰だけでなく腕の筋肉まで、マシュマロのように非常に軟らかい状態だった坂戸先生。普段私も施術をしていて、ここまで軟らかい状態の方にお会いしたことがなかったので、驚きでした!

3.普段の服装や髭、ご家族についてもお聞きしました!

さてここからは、坂戸先生のプライベートなお話についてお聞きして行きましょう。


坂戸先生はいつも基本的にはスーツを着ている



鈴木「坂戸先生と言えば、いつもスーツを着られているという印象が強いですね。

治療家の先生方なら白衣を着られる方が多いのですが、坂戸先生がいつもスーツ姿であることに、何かこだわりがあるのですか?」


坂戸先生「実は私には治療家をしている、という考えはなくて、どちらかというと研究者としての立場をしているからです。

基本的にはスーツで活動していますし、オーダーメイドのスーツで同じものを3着持っています」


鈴木「まったく同じものを3着ですか!?」


坂戸先生「そうです。日本中のいろいろな地域を回るという生活を何年もしてきているので、同じ服装でいられるようにしています。

私服は基本的にないですし、外出時はいつもスーツです。

コンビニエンスストアやディズニーランド、家族とAKB48ショップに行っときもスーツを着ていましたよ」


鈴木「・・・ずっとスーツなのですね。
坂戸先生はホームページにも写真があったように、髭が印象的だったのですが、

今は剃っておられるのですね。それには何か理由があるのですか?」


坂戸先生「私は病院にいる患者さんにも施術をおこなうので、病院から言われて剃ることにしました。

髭を生やしていると、患者さんに威圧感を与えてしまうことがあるためです。
そこで剃るように伝えられて、今は剃っています」

坂戸先生のご家族についてもお伺いしました!


鈴木「坂戸先生は現在、お子さんがおられますか?」


坂戸先生「息子が3人と、娘が1人です。成人した子供もいますが、治療関係には今のところ就いていませんね」


鈴木「坂戸先生の跡を継ぐ、という選択肢はなかったのですね?」


坂戸先生「そうですね。私自身、寝る間を惜しんで勉強したり家に帰らなかったりするときが多いので、子供としても『それくらい行動しなければここまでたどりつけない』とわかっているのです。

私としても寝たきりの患者さんを施術しに行くことが多いので、そのときは車に布団を積んで日本中どこにでも出かけてしまいますからね」


鈴木「日本中出かけるのですね。家には帰れていますか?」


坂戸先生「実家は長野にあるのですが、もう6年ほど帰っていないです。

でも私がどこで講演するか、どこに行くか、という情報はインターネット上でわかるので、そのときに家族で会って食事をするときはありますよ。

でもその後は解散、という感じですね」


鈴木「・・・新しい愛の形ですね!」

遊ぶ感覚がない・・・!?

鈴木「こうしてお話を伺っていると、坂戸先生は非常に仕事熱心な印象を受けます。休みの日に遊んだり出かけたり、はしていますか?」


坂戸先生「正直に言うと、遊ぼうという感覚がないのかもしれません。休みを取ろうという意識がないですし、丸4年休みなしに仕事をするときもあります」


坂戸先生「休みを取ろうとしても趣味がないので、逆にやることがないという理由もあります。

実はいろいろやってみて、ディズニーランドにも行ってみたんですけれどね、あそこなら何も考えずに過ごせそうだと思いましたから。

でも午後3時ごろに不安で仕方がなくなって、結局帰ってしまいました」


鈴木「仕事のことが気になってしまって?」


坂戸先生「そうです。そのほかには、湘南に行ったこともありますよ。
スーツを着たまま海の家でビールを飲んで、なんてこともしていました。

でも途中でやっぱり、仕事をしなければと思い、帰ることにしました。それで、もう休まなくてもいいやと思いましたね。

もう今は、やっていることが趣味にも近い感じなのです。楽しくて取り組んでいることなので、休みがなくても苦に感じていないですね」



・・・こうしていろいろ、坂戸先生に服装やご家族、日々の過ごし方についてもお話ししていただきました。休まずにお仕事をされていて、とても活動的な様子が伝わってきました!

4.最後に・・・

最後に、ブログ記事を読まれている治療家の先生方に向けて、坂戸先生からメッセージをいただきました。

坂戸先生「緩消法とは、効果が高く即効性にも優れた方法です。
患者さんにやってあげると喜んでいただけると思いますので、ぜひ私の動画を観て実践してくださいね。

また、私のセミナーでも説明していますので、ご興味がありましたらぜひ習いにいらしてくださいね!」


・・・坂戸先生、ありがとうございました!