患者さんへの施術や治療家の先生方に向けたセミナー、研究などで日々忙しくされている坂戸先生。

精力的に活動する先には、どのような未来があるのでしょうか?

そこで今回は、治療院マーケティング研究所の伊藤が緩消法の今後10年間(2018年時点)の展望について、実際に坂戸先生にお聞きしました!

1.9年後にはノーベル賞!?医学の教科書を変えることが目的

伊藤「今回は、10年後における緩消法の展望について質問をいただきました。

坂戸先生、10年後の緩消法はどのようになっていくのでしょうか?
現在予定されている活動も含めてお聞かせください」


坂戸先生「今は3月ですが(※2018年3月29日時点)、4月から病院を訪問し、患者さんにおこなう緩消法のデータをとることを計画しています。

データ作成自体はすでにやっているのですが、今後はさらに進めていきたいですね。

4年間ほど病院で活動するとある程度の結論が出てきますので、そのデータをもとに学会での発表もしていきます。4月から4年間の活動を考えています」


坂戸先生「現在では、お医者さんから協力していただきながらデータをとっているのですが、このような活動をしていれば学会に発表することもできるようになりますからね。
スピードが上がっていきます」


伊藤「それは楽しみですね。データとはどのようなものをとるのですか?」


坂戸先生「臨床のデータです。日本ではどうしても、統計上のデータが求められるため、現場で患者さんの症状をどれだけの速さで改善できるか、データが必要になってきます」


伊藤「1人の患者さんに対してのデータですか?」


坂戸先生「どちらかと言うと、複数の患者さんに対してですね。
今までのデータもあるため、緩消法の効果の速さを比較できますから。

脳梗塞の後遺症で拘縮があった患者さんが、すぐに身体を動かせるようになる、そんな今までではありえなかったことが起きてしまう。
それをデータで証明できるのです」


伊藤「すごく面白い動きになりそうですね」


坂戸先生「はい。当然、世間に広まるスピードも速くなります。」


坂戸先生「今ではお医者さんのほうから緩消法に興味を持っていただくことも多いのです。

月に1人ほど、『協力したい』とご連絡をいただいていますね。

インターネットや動画、治療院マーケティング研究所さんから出しているDVDを通じて、緩消法を試してみて、すぐに効果を出せて驚いた、と喜ばれる先生方が多いです」


伊藤「緩消法を習いに来るお医者さんもいらっしゃいますか?」


坂戸先生「ずっと習い通い続けて完全に緩消法の技術を覚えた方は1人いらっしゃいますね。

女性の先生で、『今まで薬でしか治せなかったものを改善できた』と、目をキラキラさせて感動している姿が印象的でした。

やはりお医者さんたちも、医療現場に携わるなかで葛藤しているのです。

特に『小さなお子さまに薬を飲ませるのはあまり良くないとは思っていても、立場上飲ませないといけない』という葛藤が、ね。

それこそ副作用が出たときに症状が重くなることもありますから。

でも緩消法を使うと薬を与える必要性もなくなっていくので、それが10年後、病院で常識になるかもしれません」

医学の教科書を変えるには、ノーベル賞受賞がもっとも効率的!?

伊藤「病院でデータをとる先には、つまり10年後は、どのような展望を考えられていますか?」


坂戸先生「それはもう、ノーベル賞を受賞することです。でもその先には目的があります」


伊藤「ノーベル賞の先にも目的があるのですか?」


坂戸先生「はい。地球上の人が緩消法を使うと、3分の2以上の病気が減ることがわかっています。ですから、私にとっての最大のゴールは、それを世界に広めていくことなのです」


伊藤「3分の2以上も減るのですか?」


坂戸先生「そうです。病院に来られる患者さんの症状の原因は、ほとんどが血行不良です。

それなら、血行不良を改善できる緩消法を使えば治せますし、45~50ほどの症状に効果的だということもわかっています。

筋肉に関する病気はもちろん、特定疾患や難病にもアプローチできるようになります」


坂戸先生「ただそれを広めるには、最低でも医学と生理学の教科書に記載されていないといけません。

『筋肉の緊張を弛緩させることはできない』が常識だった医学界で、

『緩消法という方法を使えば無緊張に近い状態にできる』という情報が教科書に載り、お医者さんたちに知ってもらうことが大事なのです。

『慢性痛の患者さんは筋肉が硬い』という常識もありますから、緩めてあげれば症状が治ることも知っていただく必要があります。

そのために私は、ノーベル賞受賞を目指しているのです」


伊藤「緩消法をお医者さんが読む教科書に載せるために、ノーベル賞受賞ということですか?」


坂戸先生「そうです。ノーベル賞を受賞することが、教科書に載るのにもっとも効率がいい方法だとも言えるでしょうね。

最低でもノーベル賞受賞が条件になりますし、そうでなければ私が生きている限りは教科書に書かれることは不可能だと思います」


伊藤「現在お医者さんたちが使っている既存の教科書を変えるよりも、ノーベル賞受賞が先なのですか?」


坂戸先生「はい。受賞すれば、緩消法が世界的に知られるようになりますからね。

『エビデンスが揃っているのに、教科書には違うことが書かれている』とわかって、『書き換えなければいけない』という動きが生まれる。

筋肉の緊張は治らないという常識が変わらないままでいたら、お医者さんは医学生の方々にずっとそのように教えることになってしまいますので、それを変えないといけません。

だからノーベル賞受賞が前提になってくるのです」

早ければ8年、9年後の実現を考えている

伊藤「緩消法でノーベル賞を受賞するには、どれくらいの期間を考えられていますか?」


坂戸先生「早ければ8年、9年といったところでしょうか」


伊藤「それはすごく早いですね。展望といえば5年や10年と設定する方が多いと思うのですが、坂戸先生のケースでは8年や9年になるのですか?」


坂戸先生「そうですね。簡単に言うと、私が学会に論文を出す数が変わるからです。

それによって実現するスピードが変わります。
例えば私が論文を出したとすると、その論文に書いてある研究内容が本当かウソか、研究者の方々が後追いして調べていきます。

後追いの数が多ければ多いほど、ノーベル賞にノミネートされる確率も上がります。それにかかる年月が2年くらいですね」


坂戸先生「5,000本くらいの後追いが得られれば、9年後には可能になるという計算です。だから9年後までに5,000人による論文の後追いが欲しいのです」


伊藤「9年で5,000人ですか?」


坂戸先生「はい。でもそれは、一気にできると思います。論文が発表されれば、科学者の方々が調べだしますからね。
例えばips細胞も山中教授が発表後、一気に後追いの研究をされたのですよ」


坂戸先生「すごい研究が出てくると、急スピードで影響力が高まりますからね。私の場合も良い結果が出たと証明したいので、5,000人による後追いの論文が必要になってくるのです」

対応できる症状それぞれへの論文が必要

坂戸先生「私の場合、改善できた症状が45~50ほどあるため、それら一つひとつに対しての論文がないといけません。

慢性痛をひとくくりにしてしまうのはダメで、手首なら手首、肩なら肩と、一つずつの論文が求められます。

したがって、45~50であればそれだけの数の論文がないと、ノーベル賞受賞は難しくなります」


坂戸先生「痛みそのものに対しても、違う論文で出さないといけません。

腰痛であれば坐骨神経痛や仙腸関節炎などの症状がありますが、それら一つひとつにも別々で論文を作ることになります。

全部まとめては出せない決まりになっています」


伊藤「全身45~50の症状に対して論文を出さないといけない、ということですね?とても大変な作業に思えるのですが、一つ終わるのにどれくらいかかるのでしょうか?」

坂戸先生「臨床をして科学的なデータをとってしまえば、10秒で結果を出せますよ。

でもそれが1週間後どうなっているか、あるいは2分後や10分後はどうかなど、追っていかないといけません。

加えて、ランダム試験で似たようなことをやっても同じ結果が出るか、緩消法でなくてはいけないかも、きちんと調べる必要があります」


伊藤「・・・すごく大変な作業が必要になるのですね。そうすると、非常に多くの協力者が欠かせなくなりますよね?費用もすごくかかりそうだと思います」


坂戸先生「費用はかかるでしょうね。協力していただく患者さんも必要です。

それでも、病院や施設で協力を申し出てくれる人がいらっしゃれば、何百万円もの費用が浮くと思います。

それが可能なら、進み具合も大きく変わっていきます」


2.まとめ

坂戸先生の考える緩消法の9年後の展望は、ノーベル賞受賞だとお伺いしました。

従来の字医学の常識では不可能であった筋肉の弛緩が可能だと広め、3分の2以上の病気を治していく。

ノーベル賞受賞はそのための手段であり、受賞の先には「医学や生理学の教科書を書き換える」「医学界の常識を変える」という大きなビジョンがあることがわかりました。

2018年現在から9年後、緩消法がどのような未来を迎えるのか、今後もますます楽しみになっていきそうですね!

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