腰痛やしびれ、冷え、難治性の痛みまで、非常に幅広い症状を短時間で消滅させられる、緩消法。その効果と評判を聞いて、「緩消法を使って治療家になり、生活していきたい!」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、緩消法サポート事務局の伊藤が坂戸先生に、「緩消法だけで生活するにはどのような道があるか?」についてお聞きしました!
1.治療院を開業する道か、認定院に就職する道がある
伊藤「『脱サラをして、治療家になろうと考えています。緩消法をマスターすれば、治療だけで生活していくことはできるようになるでしょうか?
お金のために治療をするわけではないですが、これから治療院業界の規制もどんどん強くなっていくと聞きます。
また、生活がかかっているために背に腹は代えられません。
緩消法をマスターした先に、どのようなキャリアビジョンが待っているのかを知りたいです』
という質問をいただきました」
坂戸先生「『緩消法をマスターした後に、治療だけで生活できるか?』への答えは2つあります。1つは自分で開業するという道です」
坂戸先生「ただこれは、開業する地域にもよると思います。
今治療院を開業して、緩消法を使って簡単に生活していくには、地方や田舎のほうが向いているでしょうね。
田舎で開業されている治療家の先生方は宣伝が不得意で、技術もそれほど高くないというケースがありますから、一人勝ち状態になれるかもしれません。
しっかりと治療ができていれば口コミで一気に評判が広がっていくので、生活には困らないでしょう。
派手にお金を稼ぐことは恐らく難しくなりますが、月に100万円くらいの収入には届くと思いますよ」
坂戸先生「都会では逆に情報量が多く、一般の患者さんは正しい情報の見極めができていない傾向にあるため、都会で開業するほうがかえって難しくなるという可能性もあります。
でも、元々都会で開業されているなかで緩消法を学んで取り入れていけば、プラスアルファとしての収入は上がるでしょう。それが1つの方法です」
坂戸先生「もう1つの方法は、緩消法の認定技術者になって、認定院に就職することです。
今は全国に7か所認定院がありますし、就職先も用意できます。
治療院を開業するにはやはり費用も度胸も必要になりますので、それが気になるのであればまず1年や2年の間認定院に就職して、経営のことを学びながら治療をしていく道を選ぶといいですね。
はじめの1年や2年は地道なステップを踏んだほうが、キャリアビジョンは確実になります」
伊藤「そうですね。いきなり大きく出てしまうよりは、そのほうが安定しますよね」
坂戸先生「はい。私が運営している『痛みの専門院』では日本中、世界中から患者さんが来院されていて、収入自体はきちんと確保できています。
また、『痛みの専門院』に勤めていれば、『治療院にどれくらいの知名度があって、どれくらいの新規患者さんが来院される』という数字もわかります。
そこで仕事をするなかで『もし自分で開業したら、どれくらいの患者さんが来るか?』と、イメージもつけられる。
何もわからない状態から治療院業界に飛び込んでしまう必要はないのです」
伊藤「そうですね。慎重にステップを踏んだほうがいいこともありますしね」
坂戸先生「その通りです。治療院を開業されている方たちは度胸があるので、緩消法を使えばもっと患者さんを治せて、もっと口コミを広げられることがわかっています。
だから開業しても生活できているのです」
・・・脱サラをして緩消法で生活していくには、
「自分で治療院を開業する」
「はじめの1、2年は認定院で治療をし、収入や患者さんの来院のイメージをつかんでいく」
の2つの方法があると伺いました。
右左がわからないままに開業するよりは認定院に勤めてステップを踏んでいくほうが、キャリアビジョンとして安定的になりますね。
2.ほとんどが新規顧客!緩消法で患者さんを集めていく方法とは?
坂戸先生「ただこの方の質問にお答えするなら、『今どれくらい長くサラリーマンをやっていて、どれくらいお給料をもらっているか』にもよります。
例えば『治療院で働いて、月に50万円のお給料が欲しい』となれば、不可能な話になるかもしれません。
お給料とは患者さんの症状を治したことへの代価ですからね」
坂戸先生「インターネットを見ていると
『治療家の先生方がどうやってリピートを増やして、どうやって経営を安定させるか?』という広告が沢山出てきますよね。
でも、それでは緩消法の世界では生きていけません。
私たちは症状を一度で治してしまうので、リピートを求めていないのです。
それでその方たちの10人に2人くらいがまわりの方に広めてくれて、ほかの新規の患者さんが来てくれています。
いわゆるインフルエンサーのような方を見つけて症状を治してあげて、広げてもらうかが大事なのです。
その方に知り合いが100人いて、『あの治療院がいい』と言ってくれたら、まわりの方も「『この方がそういうのなら、その治療院に行ってみよう』と思ってくれますからね。
そしてまた新規の患者さんがやってきて、その患者さんも治ればさらに宣伝してくれて、こうして知名度が広がっていくのです。
ですから、基本的に、私たちの患者さんは常に新規の方たちです」
伊藤「なるほど。それは新しいやり方ですね」
坂戸先生「ライバルがいないからできることでもあります。
治ったら、その人がまわりの人に伝える、そしてまた新しい患者さんが来てくれるという形です」
伊藤「とてもパワフルな口コミ集客ですよね」
坂戸先生「はい、だから私の院ではホームページを作ってありますが、広告を必要としていません。
今、ホームページには1日で500アクセスくらい来ていて、広告費が1クリックあたり150円から200円前後だとすると6万円くらいになりますよね。
つまり、6万円の広告を打つほどの新規患者さんに、広告なしの状態で来ていただいているのです」
伊藤「それは楽ですね!」
坂戸先生「はい、だから、私の院では広告を打っていません。
でもホームページを見て、『この治療院だったら行ってみたい』と思っていただけるようにしていますし、それで電話でのお問い合わせをいただくときもあります」
・・・ 1回で症状を治してしまうので、リピートビジネスにはならないという緩消法。
それでも患者さんがまわりに広めてくれるので、また新規の患者さんが来てくれるのですね。
広告なしでも患者さんを集められるとは、本当にすごいですよね!
3.「儲ける」「儲かる」は違う!?緩消法で治療院業界を生きていくには
坂戸先生「緩消法で生活をしていくには、いきなりの開業は厳しいので、まずは働けるところを探すことをおすすめします。
ただ実際に認定技術者になって認定院として認められて、きちんとまじめに治療をしていれば、100万円を下回ることはまずありませんよ」
伊藤「それは安定的でいいですね」
坂戸先生「しっかりとやっていれば手取り100万円以上を得られます。
そこで200万、300万を狙う方も多いのですが、残念ながら緩消法はそれが通る世界ではないのです」
伊藤「物理的に難しいということですか?」
坂戸先生「はい、言葉で言うと、『儲ける』『儲かる』の違いです。私の組織は『儲かる』仕組みで、『儲ける』仕組みではありません。
一人ひとりの患者さんからいただくお金は少ないですが、喜んでもらう方が多いので、お金が残るのです。
でも『儲ける』方たちは、『同じ患者さんをどれだけリピートしてもらって、いくらお金を払ってもらうか?』と考える。これに対し、私たちの組織は儲かってしまう。
『やることをしっかりやって患者さんか代価をいただいて、そこでお金が残るようになる』というのが緩消法のやり方です」
坂戸先生「私は、『本来、医療とはそうであるべきだ』と思っています。どうしても日本の医療は保険制度の病院でも薄利多売になっている。
同じ患者さんを何回も通わせなければ、病院はつぶれてしまうからです。
アメリカでは盲腸の手術1回で300万円以上かかるのに対し、日本では30万円で済みます。
アメリカではそれで生計が立てられますが、日本では制度上、それが無理なのです」
伊藤「数をやっていくしかないんですね」
坂戸先生「何回も来てもらわなければ組織を維持できず、それが当たり前の常識になっています。
治療家の方々もそういう感覚になっているから、リピートさせなければと考えてしまう。でもその考えでは、緩消法のやり方には合わないのです」
伊藤「確かに、治ってしまうものはもう治ってしまいますしね。
では今回の質問への答えをまとめると、取り敢えず脱サラをしたいのであればしっかりとステップを踏んで…、ということになりますか?
坂戸先生「そうですね。そのほうがいいと思います」
伊藤「坂戸先生、ありがとうございました!」
・・・制度上の関係か、患者さんに繰り返し来院してもらうリピートビジネスが当たり前の感覚になっている治療院業界。
そんななかで、1回の治療で症状を改善させ、自然に儲かる仕組みを成り立たせている緩消法のやり方は、非常に斬新ですね!
4.まとめ
今回は坂戸先生に、脱サラをして緩消法だけで生活していく道と、治療に対する緩消法の考え方について話していただきました。
1回で治療を完結させ、リピートビジネスに頼らなくても患者さんを集められる緩消法。
そして、より安定したキャリアビジョンを考えていくなら、はじめは緩消法の認定院に就職し、業界と現場の感覚をつかんでいくのが安心できそうですね!